ベトナムの経済情報 【ベトナム株投資 ベトナム経済情報】

ベトナムの証券マーケットは2006年11月から上昇をしてきましたね。
上昇の材料となったのはWTO加盟やアメリカとの関係改善、そして国外からの投資マネーの流入があげられます。
加えてその受け皿として、上場における税制優遇をターゲットに2006年末までに上場してしまいたいという企業群があったこともあげられます
あくまでワタシの個人見解ですがホーチミンは証券投資ブームになっていると言っていいでしょう。
日々の生活資金に困らない人々がゾクゾクとに証券口座を開いています。
アグレッシブな投資家もいて、銀行から担保ローンを組んで株式の購入を行っているケースも少なくありません。
今まで株式という紙切れへの投資を信用しなかったベトナム国民ですが、昨今の上昇を垣間見て初めてその魅力に気が付いたわけです。
金→(安定した経済)→通貨→(株式市場の成長)→株式
上記は市民が資産に対して持つ信頼の順位です。
金しか信用できないと考える市民が多かった中、ベトナム政府の安定した経済運営の中で自国の通貨を信用するようになり、
株式が上昇しているという目に見える潮流が市民に株式を資産の一部として認めさせたわけです。
ベトナムでは市民にとって株式投資は一般化されつつあり、どうも一過性のものではないように思えるのです。

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ヘッジファンド【ベトナム株投資 ベトナム経済情報】

ベトナムの株式投資が活況を呈しているものの短期的な投機マネー、ヘッジファンドの投資に関していうと
ベトナム国家にとってもベトナム市民にとっても歓迎されるものではないでしょう。
ベトナムの国家としての成長を願い、ベトナム企業の成長を待ち、そして将来たわわに実った果実をともに味わおう。
そういう気持ちがない機関投資家は市場から退場してほしい、と思う投資家も多いはず。
活況を呈しているといっても、まだまだ市場規模の小さいベトナムに本気で乗り込むヘッジファンドはないだろうと推測します。
現在入ってきてる投機マネーは中小の類だと思いますから仮に彼らが無責任に市場から撤退しても
ベトナムが大きなダメージを負うことはないと考えます。
そうした類の投機筋ではなく健全な運用を行う機関投資家はたくさんありますし、実際、市場ですでに活動しています。
彼らはファンド運営にあたり高値で売り、そのあと安値で買い戻す。
ベトナム人の投資家やワタシのような長期投資をする外国人投資家にとって彼らは敵とは思えない。
旧正月のテトを前にすれば持ち株を現金化する投資家がいるのは当然だろうし、高く成りすぎた株は適正な株価に近づくために下げてゆく。
そうした自然の流れに加えて投機マネーの脱出があってもそう簡単に異常な株価にならないであろうと予測しています。

ベトナム銀行業の発展傾向【ベトナム株投資 ベトナム経済情報】

ベトナムの銀行業について。アジアの他国に比べて全ての決済方法に対する現金決済の比率が未だ高いにもかかわらず
変化してきている傾向が認められる。
2003年:22.03%  2004年:20.35%  2005年:18.13%
これは現金を使用しない決済方法が発展してきていることを表すものであり、将来的に銀行サービスを発展させる大きなチャンスとなろう。
ベトナムの今後の信用成長率についてGDP成長率の2倍だと予想されているのも銀行サービスが発展速度を維持する好条件といえるでしょうね。
とはいえ資金をどれだけ吸収できるか。これが商業銀行の信用活動に大きく影響するのも事実。
調達金利(預金金利)と貸付金利との差別が段々とに少なくなって商業銀行の収入へ影響を与えているのが現状です。
4大国営商業株式銀行とよばれる ●農業農村開発銀行(アグリバンク) ●外商銀行(ベトコムバンク)
●投資開発銀行(BIDV) ●工商銀行(ICB))
これらは今後も市場の占有と支配を継続するでしょう。
今後は国営企業への貸付資本が減少していき、逆に民間企業や消費者への貸付資本が成長するするはずです。
とすればアグレッシブな銀行、特に商業株式銀行に経営拡大にチャンスを与えることになるんでしょうね。

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